ご当地「授与品」あれこれ / 令和元年07月11日 第28回 鳩森八幡神社 「黄金の王手守」
東京・千駄ヶ谷の鳩森八幡神社。四季折々の花が見られる境内は市民の憩いの場となっており、都の有形民俗文化財に指定される築山富士や、薪能が行われる能舞台もあります。
なかでも、昨今の将棋人気で注目を集めるのが「将棋堂」です。昭和61年、将棋の技術向上を目指す人々の守護神を祀る御堂として、千駄ヶ谷に東京本部を置く日本将棋連盟と神社が協力して建立されました。天地四方を表す六角形の御堂で、屋根の上には将棋盤の足の形である梔子(くちなし)の実の形の飾り金物が付いています。御堂の中には、高さ1.2メートルの大駒が御影石の将棋盤の上に立ち、その奥に八幡神が祀られています。
神社では正月5日に、将棋界の発展や棋力向上を祈る「将棋堂祈願祭」を斎行。夏には将棋大会も開催しています。
八幡神は武運の神でもあり、同社では棋力向上を祈願する勝守りを授与しています。なかでも金色に輝く「黄金の王手守」は、勝利を決定づける「詰み」の形を表す左右対称の美しい局面がデザインされたもの。この局面を実現するためには、桂馬が2段跳ねる「天使の跳躍」と呼ばれる動きを経なければならず、反対の面には羽ばたく白い翼がデザインされています。
鳩森八幡神社
所在地:東京都渋谷区千駄ケ谷1-1-24
☎03-3401-1284
http://www.hatonomori-shrine.or.jp/
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