ご当地「授与品」あれこれ / 令和元年06月11日 第27回 彌髙神社(いやたかじんじゃ) 「SNS御守」
江戸時代後期、出羽久保田藩(現在の秋田市)に生まれた国学者・神道家の平田篤胤(あつたね)は、荷田春満(かだのあずままろ)、賀茂真淵(かものまぶち)、本居宣長(もとおりのりなが)とともに、国学四大人(うし)の一人とされています。
その平田篤胤をお祀りするのが、秋田市の千秋(せんしゅう)公園内に鎮座する彌髙神社。創建は明治14年(1881年)ですが、社殿は明治末期にかつて同公園付近にあった久保田城内の正八幡社を修繕したもので、江戸時代の建築です。同じく秋田出身の思想家である佐藤信淵(のぶひろ)も合祀されています。
思想家として、また医者としても活躍した多才なご祭神だけあって、さまざまなご祈願が込められた授与品がありますが、なかでもユニークなのが「SNS御守」。御守袋には「いいね!」のアイコンが織り出され、「SNS」「炎上用心」の文字が。情報の扱い方が問われる現代のネット社会。自戒を込めて、この御守を身近に置いてみてはいかがでしょうか。
彌髙神社
所在地 秋田県秋田市千秋公園1番16号
☎018-832-4496
http://www.iyataka-jinja.jp/
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