第19回　三峯神社 「火切りたこ」 - ご当地「授与品」あれこれ

ご当地「授与品」あれこれ / 平成30年02月26日 第19回　三峯神社 「火切りたこ」

秩父の三峰山、標高1100メートルの山上に鎮座する三峯神社には、江戸時代から「お犬様」と呼ばれる御眷属（ごけんぞく）信仰が伝わります。眷属とは神様の使いである動物の従者のことで、お犬様とはかつて日本の山中に生息した狼（ニホンオオカミ）を指します。お犬様は農作物を守る守護神であり、また、盗賊除けや火防（ひぶせ）の霊験あらたかな神として信仰されてきました。

三峯神社には「お犬様」にちなんだ様々な授与品がありますが、なかでも凧の形をした火防のお守りが「火切りたこ」です。これは「凧は風を切り、風は火を切る」との古来の言い伝えにちなんだもの。凧には一対のお犬様の絵が描かれていて、神棚などに飾っても絵になりそうです。

三峯神社

埼玉県秩父市三峰298-1
☎0494-55-0241
http://www.mitsuminejinja.or.jp/

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