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第17回 熊野本宮大社 「和の守」 - ご当地「授与品」あれこれ

ご当地「授与品」あれこれ / 平成29年12月08日 第17回 熊野本宮大社 「和の守」

「和の守」2000円(税込)
「和の守」2000円(税込)
漫画家の荒木飛呂彦氏によるデザインで、片面には熊野古道(上)を、もう片面にはサンティアゴの巡礼道(下)をイメージしている。
漫画家の荒木飛呂彦氏によるデザインで、片面には熊野古道(上)を、もう片面にはサンティアゴの巡礼道(下)をイメージしている。

 

熊野速玉大社、熊野那智大社とともに熊野三山と呼ばれる熊野本宮大社。主祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)とされる家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)です。

熊野三山は古来、甦りの聖地として信仰を集め、平安時代には上皇・法皇が盛んに参拝されたのをはじめ、以降も貴族、武士、庶民に至るまで全国から多くの参詣が絶えず、「蟻の熊野詣」とたとえられたほど。人々が熊野三山をめざして歩いた山深く険しい参詣道「熊野古道」の多くは、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されています。

熊野古道と同じく「道」の世界遺産として知られるのが、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道。現在も多くの人々が巡礼・参詣するこの二つの道の親善関係によって、日本とスペインのみならず、世界中の人々が「和合」するようにとの願いを込めてつくられたのが、熊野本宮大社で頒布されている「和の守」です。

デザインは『ジョジョの奇妙な冒険』などの作者である漫画家の荒木飛呂彦氏によるもの。ビビッドな色づかいが目を引くモダンなデザインです。片面には熊野古道をイメージして、自然への敬意と成長を意味する若緑色の背景に、熊野の象徴である「八咫烏(やたがらす)」をデザイン。もう片面にはサンティアゴの巡礼道をイメージして、道端に咲き人々を癒す「ラベンダー」とサンティアゴの象徴である「貝殻」がデザインされています。

荒木氏は「心を決めて何かに立ち向かうとき、また志半ばで道に迷ったとき、勇気が出るようにと願ってデザインした」とのことで、持ち歩けば元気をもらえそうなお守りです。


熊野本宮大社

和歌山県田辺市本宮町本宮
☎0735-42-0009
http://www.hongutaisha.jp

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