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第8回 神奈川・大山阿夫利神社の「大山豆腐」 - 参拝後のお楽しみ「諸国味詣で」

参拝後のお楽しみ「諸国味詣で」 / 平成27年03月13日 第8回 神奈川・大山阿夫利神社の「大山豆腐」

大山阿夫利神社名水
大山阿夫利神社名水
大きな仙人鍋で作られる湯豆腐
大きな仙人鍋で作られる湯豆腐

 

大山阿夫利(あふり)神社が鎮座する大山(伊勢原市・標高1252㍍)の名物が豆腐だ。今ではケーブルカーで山頂の神社まで行くことができるが、古くは豆腐を竹筒に詰め、大豆の栄養と水分を補給しながら大山詣でを果たしたのだとか。神社には豆腐の原材料の大豆が多く奉納さている。

良質な大山豆腐は豆腐を製造・保存するのに適した名水が豊富だったことから誕生した。精進料理の中でも、とくに豆腐料理が定着し、大山の門前には宿坊が軒を並べ、年中さまざまな豆腐料理を食べることができる。

とくに絹ごし豆腐のきめ細やかで滑らかな食感と口の中に広がる大豆の甘みは絶品。

3月14日、15日の大山豆腐まつりでは、直径約4㍍の仙人鍋で、人々に大山豆腐が無料でふるまわれる。小出とうふ店(電話0463-95-2046)などで豆腐のみも販売している。


大山阿夫利神社

大山阿夫利神社は、今から二千二百余年以前の人皇第十代崇神天皇の御代に創建されたと伝えられている式内社でございます。 古くから相模国は許より関東総鎮護の霊山としてご崇敬を集めて参りました。海抜一二五一米の山頂からは、祭祀に使われたと思われる縄文土器が出土しており、当山の歴史の古さを物語っております。
 大山は、別名「あめふり山」とも呼ばれ広く親しまれてきました。このあめふりの名は、常に雲や霧が山上に生じ、雨を降らすことから起こったと云われ、古来より雨乞い信仰の中心地としても知られております。
 奈良時代以降は神仏習合の霊山として栄え、延喜式にも記される国幣の社となりました。そして、武家の政権始まった後も代々の将軍は当社を信仰し、開運の神、そして武運長久を祈りました。庶民からの崇敬も厚く、人々は「講」という組織を作り挙って大山へ参拝をしました。隆盛を極めた江戸期には年間で数十万が訪れたと記録されています。(大山阿夫利神社HPより)

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