ご当地「授与品」あれこれ / 平成27年08月12日 第9回 厳島神社「宮島杓子」
「安芸の宮島」といえば、宗像三女神を祀る厳島神社。海中に立つ大鳥居や朱塗りの廻廊で結ばれた社殿など、その美しい景観は多くの人々を魅了し、江戸時代以降、宮島は観光地として栄えてきました。
宮島の工芸品のひとつが杓子(しゃくし)です。寛政(1789~1800年)のころ、島民の苦しい生活ぶりに心を痛めていた誓真という僧が、ある夜弁財天の夢を見て、その手元にあった琵琶の形を真似て杓子を作り、島民に教えたのが始まりだといわれます。参詣者向けの土産物が少なかった当時、宮島土産として人気を得て、全国に広がっていきました。
厳島神社の社頭で授与されているのが、ご神紋入りの宮島杓子。この杓子でご飯をいただけば、ご神徳を賜り、福運を招くという縁起物でもあります。
厳島神社
0829-44-2020
広島県廿日市市宮島町1-1
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